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内外電機環境活動の取組みご紹介

ナイガイ・エコアクション 具体的な行動の柱 ゼロエミッションの実現 環境クリーン活動 2013年度活動内容

当社は、前述の環境方針のもとに、行動指針を集約し従業員一人ひとりの意識ベクトル
を合わせる意味で、2012年度より 新規に上記に示します「環境スローガン」を掲げ、 5地区、1グループの
計6サイトで、活動を推進しております。

具体的な行動の柱

次に、当社の昨年度より向こう4年間(2016年度3月末迄)の「行動の柱」を以下に示します。

具体的な行動の柱

上記の各項目の側面には、当該環境法規制が関係しております。
当社は、「定期的順守評価」を実行部隊の6サイト毎に実施、「法違反」がないことを常に確認しながら、推進しております。

2012年度実績

ここでは、2012年度の実績について、新しく「設定」しました「行動の柱」とリンクさせて、主な成果をご紹介致します。

1、省エネによる低炭素化社会への貢献

(1)経済産業省提唱の「国内クレジット制度」に応募


以下に示す2011年度までの省電力対応の取組み以外に、2012年度は、2011年度末(2012年3月末)、経済産業省が提唱する
「国内クレジット制度(国内CO2排出削減量認証制度)」
に応募し、当社山梨工場、京阪奈工場の二大拠点工場で蛍光灯や高天井水銀
灯のLED化、及び人感センサー付蛍光灯の設置等を推し進め、2011年9月1日~2012年12月31日の16ケ月間で
合計約129トンのCO2排出量削減効果が得られております。(「国内クレジット制度」への応募は業界初の試みです。)



(2) 省エネ活動 


ここでは2011年度以前から取組んでおります省エネ活動とその実績を紹介します。

(2-1) 電気使用量の削減:この取組みは当社が環境活動を開始した当時からの取組みであり、 2011年3月に発生した東日本大震災
を契機により強力に推進して来ており、主な取組み内容は以下の様になります。


  • ①空調温度設定基準の制定:夏期(特に7~9月)は設定温度事務所28℃の励行、扇風機の利用
  • ②エアコン室外機の冷却:室外機に「よしず」をかけ、あわせて散水
  • ③工場屋根に断熱塗料(コスモコート)の塗布
  • ④建屋窓際にグリーンカーテンの導入
  • ⑤事務所工場等の作業照明照度の適切化等(キャノピースイッチ取り付け):500~600ルクスの励行、 従業員不在空間の消灯、共用
    施設の不使用時消灯励行
  • ⑥工場、事務所等の照明の大幅なLED化→LED照明器具への交換

等々です。


ここ4年間の全社「電気使用量」の実績は、以下の通りです。
  • *2009年度実績・・・5,331,630kWh (2006年度比 約16%削減2008年度比8%減)
  • *2010年度実績・・・5,089,250kWh (2009年度比5%削減:「改正省エネ法」対応)
  • *2011年度実績・・・4,159,240kWh (2010年度比約18%削減:省電力対応)
  • *2012年度実績・・・4,066,030kWh (2011年度比約2.3%削減~2010年度比20%削減) 2,125トンCO2(2010年度比91トン削減)
以下に、2011年度から取組んでいる節電活動事例を紹介します。
①温度設定基準の制定 ②エアコン室外機の冷却  ③コスモコート(断熱塗料) ④グリーンカーテンの導入 ⑤キャノピースイッチの取り付け  ⑥LED照明器具への交換

 

(2-2) ガソリンの燃費維持活動:当社営業グループでは、CO2削減に貢献するために、ガソリンの燃費を向上維持すべく
「エコ運転」を実践しております。これまでの主な内容は、


  • ①アイドリングストップの励行
  • ②営業車の商品等の「積載量最適化」
  • ③都市近郊での営業活動における営業車利用の抑制(電車利用の推進)
  • ④営業所における軽自動車の積極的導入等です。2011年度からは、上記内容に加え、以下の内容を推進しております。
  • ⑤カーエアコンの温度設定を従来より高目に設定
  • ⑥スタート時クリープ現象を利用する。

尚、ここ4年間の営業グループ使用車の燃費実績は以下の通りです。
  • *2009年度実績・・・12.84km/L (2006年度比 14%向上)
  • *2010年度実績・・・13.07km/L(2006年度比16%向上)
  • *2011年度実績 ・・・13.88km/L (2006年度比 23%向上)
  • *2012年度実績 ・・・13.35km/L (2006年度比19%向上、2009年度比4%向上)

以上のように、着実に実績を維持向上しております。
今後も、電気エネルギ-は目標改善活動を、ガソリンは実績維持活動を継続してまいります。


2、ゼロエミッションの実現

(1)分別の見直し、徹底による埋立、焼却廃棄物「ゼロ」の推進


当社では、これまでも、紙等の一般廃棄物から金属、樹脂などの産業廃棄物までが廃棄されて最終埋立られ
たり、焼却処理されたりすることで、環境負荷を高める事がない様に、「分別」を徹底し、「リサイクル化」に努めて
おりますが、昨年度からは、この考え方を更に強化する意味で、全社挙げて特に工場地区では分別の徹底で、埋立、
焼却される廃棄物を限りなく「ゼロ」にするいわゆる「ゼロエミッション」活動を推進しております。
その方法として、当社京阪奈工場では、従来、「埋立」や「焼却」に回されていた「廃プラスチック」を「ビニール」、
「PPバンド」、「ベークプレート」等プラスチックの種別毎に細かく分別することで「有価処理」が出来、全てリサイクルに
回るような廃棄に変更することで、一歩でも「ゼロエミッション」に近づく様な活動を行っております。


(2)返品製品における部品リサイクル・リユースの徹底によるゼロエミッションの推進


当社岐阜工場では、営業を通じて顧客様から返品された製品に対して、分解、チェックの徹
底で部品のリサイクル化、リユース化を推進し、使用期限切れ等でどうしてもリサイクル・
リユースの出来ないものを廃棄しております。図1に事例写真で説明します。


(3)顧客様の環境活動への協力を通しての「ゼロエミション」活動の推進


当社中四国支店広島営業所では、数年前から山口県の得意先様であるH株式会社様が
取組んでおられる、エコキャップ推進協会の“ECOCAP活動”(「ペットボトルのキャップを
集めて、世界の子供にポリオやはしか、BCG、三種混合等のワクチンを届けよう」と
言う活動)への協力活動に賛同し、日常の会社生活で消費するペットボトルを集め、本
体からキャップを分別回収し、4~5ケ月毎にH株式会社様へ提供する活動を続けており
ます。この活動は現在は一営業所だけの活動ですが、2013年度以降全社への水平展開を
検討したいと考えております。

3、生物多様性に配慮した自然共生社会への貢献(環境コラボ)

(1)環境クリーン活動

当社は、北は関東支社札幌事務所から南は九州支店沖縄営業所まで、各サイトで環境活動を行なっております。
内部での「環境活動」のみではなく、共存地域との美化活動等の「環境コラボ」活動を推進しております。
事例としまして、岐阜工場の工場周辺可児川沿いの清掃活動、中部支店名古屋営業所の自社ビル前バス停付近、九州支店福岡営業所
の自社ビル付近の公道等の清掃活動の写真を 図2~4に示します。

岐阜工場共存地域との環境コラボの事例 名古屋営業所の地域美化活動の事例 九州支店の地域美化活動の事例

(2)「ビオトープ」環境整備活動 

一昨年まで実施していました清掃を中心とした「環境クリーン活動」に加えて、 昨年度から 「生物多様性」を考慮した
「ビオトープ」整備活動を意識した工場周辺環境整備活動(2回/年)を各工場で実施しております。
内容は以下の通りです。
      
  • ・工場敷地内外の雑草刈り
  • ・池の生物が生息できる環境の整備
  • ・伐採した剪定木を焼却せずチップ化して遊歩道に散布
  •  
等々
事例として当社京阪奈工場での活動写真を以下図5に示します。
1、「ビオトープ」環境整備活動

 

2013年度活動内容

ここでは、今年度の活動について、昨年「設定」しました「行動の柱」とリンクさせて、主な取組み内容の概略をご紹介致します。
1、省エネによる低炭素化社会への貢献

(1)省エネ活動(生産活動において)

2012年度までの省電力対応の取組み以外に、2013年度は、省電力設備へ
更新することによる省エネ化に注力しています。特に、京阪奈工場では、より一
層の省電力化を目指し、工場内空調を電力空調からガスヒートポンプ式空調
(ガスヒーポンエアコン)へ入替えております。 その結果、同工場では、2013年
度第一四半期の電力使用量実績は標準製造原価100万円当たり、57.1kwh
(25.7kg CO2)となり、前年同期70.3kwh(31.6kg CO2)の約20%減とな
っています。その他、岐阜工場では、省電力型 塗装設備に入替えを、津山工
場では、同様に省電力型排水設備に入替えを行う等、重点的に設備更新を行
っております。

(2)省エネ製品の開発、販売

これまでは省エネ製品(EV充電スタンド、住宅用光接続箱等)の開発、リーフレット
配布による販売訴求を行っておりましたが、2013年度からは、従来品に加え太陽光関
連製品(太陽光関連キュービクル、固定価格買取制度対応キュービクル等)の販売高
を具体的目標に掲げて活動を推進しております。(「業務密着型環境活動」として推進
しております。)



2、ゼロエミッションの実現

ビニール類の有価処理化の推進による埋立、焼却廃棄物「ゼロ」の推進


当社京阪奈工場では、「有価処理」が出来ないプラスチックに
付いては、圧縮機を導入しプラスチック廃棄物を小塊化することで、
再度、固定燃料として有価処理化している。 よって、京阪奈工場では
限りなく「ゼロエミッション」に近づきつつあると言えます。
この事例を図6(写真)に示します。


2、ゼロエミッション図

3、生物多様性に配慮した自然共生社会への貢献

昨年からは単なる「清掃活動」に加えて、「生物多様性」を考慮した
「ビオトープ」整備活動を意識した工場周辺環境整備活動(2回/年)
を各工場で実施しております。
内容は以下の通りです。
 

  • ・工場敷地内外の雑草刈り
  • ・池の生物が生息できる環境の整備
  • ・伐採した剪定木を焼却せずチップ化して遊歩道に散布
  等々
これらは、昨年と大きな変更点はありませんので、詳細説明は省きます。


以上、当社は、冒頭にご説明しております様に、6サイトに別れ、全地区、
全職能が 一丸となって環境活動を推進することで、地球環境保護に貢献
し、地球にやさしい製品のご提供に努めております。